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『ビブリオバトル』でプレゼン力を磨き、コミュニティを育む!【社内ワークショップ開催レポート】
株式会社イマクリエでは、社員全員が出社を前提としない完全テレワークの環境で働いています。テレワークでは、対面でのコミュニケーションが少なくなってしまうという課題を補完するために、当社では、様々な社内コミュニケーションの活性施策を実施しており、今回、人財育成に加えて、社内コミュニケーションの活性化という2つの目的を持ってワークショップ『ビブリオバトル』を開催しました。
ビブリオバトルとは
ビブリオバトルは、本の紹介を通じたコミュニケーションゲームで、「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」をテーマに、学校や企業の研修などで広く行われています。
ビブリオバトルの参加者は、各自、読んで面白いと思った本を持って集まり、順番に1人ずつ決められた持ち時間で本を紹介します。(当社のビブリオバトルでは4分を持ち時間としました。)それぞれの発表が終わるたびに、参加者全員でその発表に関するディスカッションを数分間行います。全員の発表が終了した後に、「一番読みたくなったのはどの本か」を基準に、参加者全員が1人1票で投票し、最も多くの票を集めた本をチャンプ本とします。
ビブリオバトルを通じて得られる効果
スピーチ・プレゼンテーションスキルの向上:本を紹介する過程で、効果的なスピーチ技法を学ぶことができます。
コミュニティの理解の深化:お互いの考えや興味を共有することで、コミュニティの結束が強まります。
質問力の向上:他者の発表に対する質問を通じて、相手の考えを理解し、コミュニケーション能力を高めます。
イマクリエが行ったビブリオバトルのルール
● 発表参加者は、レジュメやプレゼン資料は使用せず、できるだけライブ感をもって発表すること
● 発表参加者は必ず持ち時間を使い切ること
● ディスカッションの時間では、発表内容の揚げ足を取ったり、批判的な問いかけをしてはならない。発表内容で分からなかった点の追加説明を求めたり、「どの本が一番読みたくなったか?」の判断に必要な質問を心がけること
● 発表参加者も投票権を持つ。ただし、自身が紹介した本には投票せず、他の発表参加者の本に投票すること
ビブリオバトルで得た気付きと学び
参加者からは、今回のビブリオバトルを通じて多くの気付きと貴重な学びを得たという声があがりました。
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参加者の声
● 話し手の熱量、聞き手に配慮した言葉選びの重要性
– プレゼンテーションでは、話し手の熱意に引き込まれる
– 話す内容や緩急の付け方、言葉選びにも意識を向けることで、効果的なプレゼンテーション・スピーチになる
– 話を聞く側はどういう人か、どんな情報が必要か、を考えて伝えることが重要
– 聞き手の興味を引きつける表現を心掛けることが重要
● 入りの部分での掴み、 発表時間の構成の重要性
– まず聞き手がどの程度興味関心があるかを把握してから、最適な説明の仕方を選択することの重要性
– 仕事に置き換えると、クライアントが興味関心を持つシーン・タイミングはどんな時かを想像し、そのシーンの具体例もさりげなく商談中に盛り込むことで興味関心を引く
– プレゼン中の【間】の重要性。聞いた話を整理する時間があると、ずっと聞いていても聞き疲れがない
– 構成をどうつくるか(どこに興味のポイントを置くか)が重要
● 具体的にターゲットを伝える、メリットを伝える
– 誰に何を伝えたいか、を明確にすることでより伝わりやすプレゼンとなる
– 共感や興味を生むことができ、より話し手の内容が腹落ちしやすい
まとめ
今回の社内ワークショップ『ビブリオバトル』を通じて、参加者はプレゼンテーションスキルを磨くだけでなく、お互いの考えや価値観を理解し合う貴重な時間を持つことができました。
フルリモートワークの環境下では、社内のコミュニケーションを活性化し、チームの結束力を高めることが重要です。イマクリエは、人財育成と社内のつながりを強化するため、様々な施策を継続的に展開しています。次回ワークショップレポートもお楽しみに!