\企業誘致の新潮流/サテライトオフィス活用
みなさん、こんにちは。地方創生のエキスパート、イマクリエ代表取締役の鈴木です。
Amazon売上ランキングでベストセラー第1位を獲得した私の著書『日本一わかりやすい地方創生の教科書』に取り上げたテーマを分かりやすく解説する記事をシリーズでお届けします。
今回の記事では、最新の企業誘致トレンドである「サテライトオフィスの活用」についてお伝えします。
サテライトオフィスとは
企業誘致と聞くと、企業の大規模工場や社屋が地方に進出したという話をイメージする方が多いと思いますが、最近の企業誘致は状況が変わってきています。
それは、全国に「サテライトオフィス」が増えてきたことです。
サテライトオフィスとは、一人二人からの少人数での進出に使えるような、小さなオフィススペースのことです。テレワークの浸透により可能になった、個人的な働き方に対応したオフィスです。主に自治体が開設して、それを企業が借りるケースがほとんどです。
平成の終わりころから、全国に広がりを見せ始めたサテライトオフィスですが、令和に入って一気にその数が増え令和3年度には、対前年度比192%増、全国で開設中のサテライトオフィスは、1,348か所になりました。
企業は、サテライトオフィスを使って社員1~2名派遣して、地方に進出する場合もありますし、週に2~3日社員が出張して、サテライトオフィスで仕事をするような使い方もあります。仕事の種類としては、経理や総務のような管理部門の仕事や、IT関連の仕事を行うことが多いです。
サテライトオフィスの利点
サテライトオフィスを使った地方進出は、規模が小さくコストも安くすむので、中小企業、スタートアップ企業の進出や、実験的にその地方のビジネス環境を調べてみようという「お試し型」の進出などが多いようです。
今後は地方自治体にとって、サテライトオフィスを活用した企業誘致がトレンドになることは間違いないと思います。
サテライトオフィスを活用した地方進出が増えてきた背景として、私は「企業の隠れた本音」があると考えているのですが、そのお話は、次回の動画でお伝えしたいと思います。
まとめ
今回は、最新の企業誘致トレンドである「サテライトオフィス」とは何かについて解説しました。
この記事を通じて、地方創生に興味を持っていただけた方には、東洋経済新報社から発売した私の著書『日本一わかりやすい地方創生の教科書』を手に取っていただきたいと思います。
「発想の転換」で、「地方」こそ劇的に変わる!問題解決のヒントになる先行事例を多数紹介していますので地方創生に関わる方、地方創生に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
今後も皆さんが地方創生について学び、実践できるような情報をお届けしていきます。次回の記事をお楽しみに!