生成AIパスポート合格への道:短期間で成果を出す勉強法を公開!
はじめに
こんにちは、イマクリエの山中です。
今回は私が挑戦した「生成AIパスポート」試験についてお話ししたいと思います。
普段の業務で生成AIを使用する機会はあるものの、まだ十分に活用できていない私が、この試験に挑戦することを決意しました。その背中を押してくれたのは、会社の資格取得支援制度です。
イマクリエでは、全従業員に生成AIツールが提供されており、それを活用する環境が整っています。しかし、恥ずかしながら私は生成AIツールの効果的な使い方をまだ理解しきれていませんでした。そんな中、資格取得支援制度のお知らせが届き、「このチャンスはスキルアップに繋がりそう・・・!」と感じました。試験までの準備期間は1ヶ月と短期間で、正直なところ不安も感じましたが、この機会を逃すまいとリスキリングへの挑戦を開始しました。
この記事では、私の「生成AIパスポート」試験挑戦の一部始終を皆さんにお伝えできればと思います。
生成AIパスポートとは?
生成AIパスポートは、生成AIに関する基本的な知識と活用スキルを学べる資格です。この試験では、AIを使ったコンテンツ生成の方法の他、遵守すべきルールや注意事項に加え、個人情報保護や著作権侵害といった重要な側面についても学びます。まさに、生成AIを扱うための基礎がしっかりと身につく内容になっています。
私の勉強法 ~ステップバイステップ~
以下は、試行錯誤しながら私が実践した5つの勉強方法です。
1. 公式テキストを読み込む
受験を決意した後、公式テキストを手に入れました。ページをめくるたびに、 馴染みがない用語が次々と登場し、正直なところ不安が募る瞬間もありました。しかし、その難解さにめげることなく、何とか覚えられるように奮闘しながら、学びの楽しさを見出すために自分の気持ちを切り替えました。
2. 生成AIに質問して理解を深める
生成AIパスポートの公式テキストを読み進めるうちに、どうしても理解が難しい箇所がいくつか出てきました。その際、役立ったのが生成AIです。分からない用語や概念に出くわしたときに「小学生にもわかるように説明して」と生成AIにリクエストしていました。
これにより専門用語や複雑な概念を簡単な言葉に置き換えてもらうことで、理解しづらかった内容もなんとなく頭に入るようになった気がします。
3. 知識の定着を目指したアウトプット
ただ読むだけでなく、学んだ内容をアウトプットすることに注力しました。以前、効率の良い勉強方法として「白紙に学んだ内容を書き出す」という方法を聞いたことがありました。そこで、ノートやスプレッドシートにひたすら思い出しながら書き出すことを繰り返しました。この作業は手間がかかりましたが、その分記憶が定着するのを実感でき、非常に効果がありました。
4. 同僚との勉強会
同じく「生成AIパスポート」試験の受験を決意した同僚と一緒に勉強会を開催しました。テレワーク中でもオンラインランチを活用し、お互いに問題を出し合いながら、一緒に理解を深める時間を楽しみました。ときには「これ、難しいね」とワイワイしながら、お互いの理解度を確認し合い、励まし合うことで、自然にモチベーションも高まっていきました。
5. 模擬問題で対策を万全に
実際の試験形式を確認するために模擬問題を購入しました。試しに解いてみると、自分の回答率が思った以上に良く、自信を持って本番に臨むことができました。試験と同じ形式の問題に取り組むことで、しっかりと心の準備を整え、本番に備えることができました。また、間違えた問題をじっくり見直すことで理解が一層深まったのも、良かった点です。
時間を有効活用!勉強時間について
勉強時間の確保は大きな課題でした。最初は夜に学習スケジュールを設定していましたが、仕事終わりは疲労感から、なかなか集中できませんでした。そこで、平日は毎朝30分早起きすることにし、スッキリとした状態で勉強に取り組むようにしました。また、休日には土日のいずれかに2時間程度、集中して学習する時間を設けることで、トータルで約20時間の勉強時間を確保することができました。
試験当日
2024年第2回生成AIパスポート試験を受けました。この試験は、指定された受験期間中に自分の好きなタイミングで受験できるため、柔軟にスケジュールを調整することができました。(心配性の私は最後の最後まで勉強を続けてしまい、気付けば期間終了の前日に受験することになってしまいましたが 。)
試験結果と受験の振り返り
試験後、約1ヶ月弱で通知が届き、結果は無事に合格!
最初に感じた困惑や不安を乗り越えた達成感で胸がいっぱいです。
この挑戦を通じて、生成AIに関する基礎知識をしっかり身につけただけでなく、最新の生成AIに関連する情報への関心も高まりました。ニュースやネット記事を目にすると、生成AIの記事に自然と反応するようになり、情報を楽しむ新たな視点を手に入れました。
さらに、久しぶりの勉強を通じて得た達成感は何ものにも代えがたいもので、自分の成長を実感することができました。会社の資格支援制度のおかげで素晴らしい挑戦の機会を得ることができ、同じ目標に向かって頑張る同僚の存在も大きな励みとなりました。
業務革命!生成AIを活用する日々
受験後、さまざまな可能性を試してみたいという気持ちが高まり、生成AIを活用するシーンが格段に増えました。日常業務においてメールや文書作成に生成AIを活用するようになり、基本的な文章生成を任せることで作業効率が向上しました。特に、複雑な文章の要約やFAQの作成では、以前と比べて時間を大幅に短縮できています。
さらに、セミナーコンテンツの作成など、アイデアが必要な場面では生成AIからクリエイティブな発想を得ることができ、発想を広げる大きな助けとなっています。現在も試行錯誤を重ねながらプロンプトの精度を高める努力を続けており、プロンプトを保存してよく使う表現を手元に置いておくことで、業務運営をさらにスムーズに進められるよう努めています。受験をきっかけに生成AIを活用する機会が大幅に増え、今ではまるで仕事をする上で欠かせない良きパートナーのように感じています。
さいごに
今回の受験を通じて、コツコツと無理なく継続することで得られる結果の大切さを実感しました。この経験を活かして、今後も自発的に資格取得や学びに取り組んでいきたいと思います。新しい知識を楽しみながら身につけ、リスキリングにチャレンジし続けることで、自分自身をさらに磨き上げていきたいです!
記事執筆:株式会社イマクリエ 山中祐依